2012年8月10日金曜日

『天地明察 上』 冲方丁

『天地明察』の上巻読み終わった。
色々と知らないことがあって、へぇ~って思ったりもしたんだけど、アマゾンのレビューなどを見てみると、どうやらすべてを鵜呑みにしてはいけないらしい。
算術、天文術、暦術すべてにおいて誤りがあるらしい。
算術についての誤りは俺も気づいた。この問題解けないじゃんって思ったりもした。間違い方がふざけてると思ったりもした。でも、天文と暦についてはよく分からない。時間があれば調べてみようかと思う。

渋川春海という碁打ちが主人公で、その男が暦を作り変える話なんだけど、多趣味で本業以外のことにうつつ抜かしてるあたり結構似てる。
数学が得意で、天文にも興味持ってるあたり結構類似してる。年齢も同じだ(これは、俺が今読んでるからで、5年後には俺の方が上だけど)。もっとも、暦についての知識は俺はあんまりない。せいぜい、現在使われてる暦がグレゴリオ暦で、4の倍数であって、100の倍数でない年にうるう年があり、例外的に、400の倍数の年にはうるう年になるっていう事実を知ってる程度だ。いつつくられたものなのか、とか、どうやってつくられたものであるのか、とか全然知らない。この小説を読んだことをきっかけにして、勉強してみようかなぁと思う。

歴史小説というにはあまりにライトだけど、面白いのは間違いない。『のぼうの城』は読んでないんだけど、ジャンルとしてはあの辺に近いっぽい。もう少し重厚な物語の方が個人的には好みかもしれないなぁ。
渋川春海や関孝和を扱った歴史小説や文献、図書館とかで探して読んでみようかなぁと思う。どうやら、暦術は測量に関わりがあり、つまりは地図の作製にもつながるらしい。

上巻は、渋川が酒井の命で北極出地に行き、帰ってくるまでが描かれてた。後半はいよいよ暦をつくるんだろうと思う。楽しみだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿