2012年8月2日木曜日

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上』スティーグ・ラーソン

言わずと知れたヒット作、スティーグ・ラーソン『ミレニアム』の第一部、『ドラゴン・タトゥーの女』の上巻をさっき読み終わった。

幸い映画を観てたから、風景を思い浮かべながら、登場人物も何とか区別しながら読み進めることが出来たけど、少ししか登場しなかったり、名前だけで実際には登場しないような人物は、覚えきれずに、名前が出てきても、どういう人物だったっけ? って疑問に思うだけでスルーした。

魅力的な美男子だけど頼りないミレニアムの経営者、ミカエルと、ドラゴンのタトゥーを施した謎めいた天才リサーチャー、リスベットの2人を主軸に据えて物語は展開していく。
まだ下巻が残ってるから、今後どうなっていくのかは分からないけど、翻訳の割に読みやすい作品で面白い。

余談だけど、翻訳書っていうのは、原書の出来とはあまり関係がない。原書が売れてるから読んでみると全然面白くなかったりもする。そういう時の原因は、自分の理解力であることも多少はあるけれど、大抵は翻訳者だ。合う作者、合わない作者がいるのと同じく、合う翻訳者、合わない翻訳者がいるんだと思う。
『ミレニアム』の翻訳者は非常にレベルが高い翻訳者なんだろうと思う。

ところで、作者のスティーグ・ラーソン、小説読み始めるまで知らなかったんだけど、死んでるらしい。本当は第三部で終わる予定ではなく、第四部以降も続く予定だったのが、第四部を200ページほど書いた時点で亡くなってしまったそうだ。非常に残念。

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