2012年8月8日水曜日

『東京発ひかり147号』 西村京太郎

西村京太郎の長編小説、『東京発ひかり147号』(クリック)
うーん、何とも言えない作品だ。
面白くはなかった。やっぱり西村京太郎は俺には合わないんだろうなぁ。

多摩川の河原で予備校生が殺害されたところから話は始まるのだけれど、その予備校生が予知能力者だったということが分かる。彼の部屋には意味の分からないアルファベットの羅列が。後日ひかり147号の車内で女性が殺されるんだけど、アルファベットの羅列はその殺害を予告してたものだっていうことが判明する。
真相解明に十津川警部が動き出す。

簡単に言えばそんなお話。
数年前に出版された本だけど、西村京太郎でも予知能力みたいなオカルト系の話題盛り込むんだなぁって関心したんだけど、それだけだ。ご都合主義で、推理小説とは言えないと思う。真相解明の場面で初めて出てきた登場人物もいるし。

西村京太郎、量産型の作家ですごいなぁとは思うんだけど、残念ながら内容に関しては評価できない。

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